作業が望まれるパッケージ (Work-Needing and Prospective Packages; WNPP) は、新しいメンテナを必要としていたり、 新たなパッケージ化が望まれている Debian パッケージのリストです。 これらの実際の状態を詳細にたどるため、 WNPP は現在 Debian バグ追跡システム (BTS) の疑似パッケージとなっています。
注意: これらのリストは毎日更新されています。 より新しい情報を得たければ、 BTS の wnpp 疑似パッケージ をチェックしてください。
BTS を使っているので、 すべての開発者はすでにシステムの詳細 (新しい情報の投稿、情報の修正、未解決の要求を閉じるなど) に馴染んでいます。 しかし一方で、高レベルの自動化を達成するため、 いくつかの手続きを守らなければいけません。
新しい情報を提出するためには、やや不自然ではありますが、 各々の (期待されている) パッケージをバグとして wnpp 疑似パッケージ に提出します。ソースパッケージからビルドされるバイナリパッケージごとに バグを提出するのではなく、1 つのソースパッケージに 1 つだけバグを提出しなければ いけないという点に注意してください。
reportbug (apt-get install reportbug) を使うことができます:
$ reportbug --email username@domain.tld wnppWNPPに対して報告された、同じパッケージへの重複するレポートを防ぐために 読まなければいけないバグのリストを見ることになります。
バグリストの後、リクエストタイプを尋ねられます:
What sort of request is this?リクエストタイプを選択した後、パッケージ名を尋ねられます:
Choose the request type: xリクエストタイプが ITP (1) あるいは RFP (4) の場合、 パッケージの短い説明やパッケージについての若干の情報を尋ねられます:
Please briefly describe this package; this should be an appropriate short description for the eventual package:"Description" 行以下にパッケージに関するより多くの情報を 与えなければいけません。
リクエストタイプが O (2) あるいは RFA (3) の場合、 パッケージ名を入力しなければいけません。
Choose the request type: xパッケージの維持に関して、上流の状況やなぜパッケージを引き渡したいか の理由など、若干の情報を加えなければいけません。
それから、リクエストを送信するかどうか尋ねられます:
Report will be sent to Debian Bug Tracking System <submit@bugs.debian.org>WNPP に対して、電子メールでレポート/バグを報告することができます。 その提出形式は以下のようにします:
To: submit@bugs.debian.org利用するタグとそれに対応する重要度:
| O | normal | パッケージは「みなしご (Orphaned)」になります。できる だけ早く、新しいメンテナを必要としています。パッケージが 高い優先度を持っているか標準パッケージであれば、重要度は important にするべきです。 |
|---|---|---|
| RFA | normal | これは「養子の要求 (Request for Adoption)」です。 時間や資源、興味などが足りないせいで、現在のメンテナがほかの メンテナにこのパッケージの保守をお願いしています。現在のメンテナは、 当面の間は保守するでしょうが、たぶん最良の方法ではありません。 要するに、このパッケージは新しいメンテナを必要としています。 |
| RFH | normal | これは「支援を求めている (Request For Help)」ものです。 現在のメンテナは、このパッケージのメンテナンスを継続したいと思っていますが、 時間がなかったり、パッケージが非常に大きく数名のメンテナが必要で、 支援を必要としています。 |
| ITP | wishlist | これは「パッケージにしたい (Intent To Package)」 ものです。この場合は、著作権、URL、 パッケージの説明を提出してください。 |
| RFP | wishlist | これは「パッケージの要求 (Request For Package)」です。 誰かが興味深いソフトウェアを見つけたので、ほかの誰かに Debian で 保守してほしいということです。この場合は、著作権、URL、 パッケージの説明を提出してください。 |
これらのバグを閉じる手順は次のとおりです:
| O | パッケージを養子にすることにしたら、
そのパッケージが養子になり、アーカイブからの自動削除は回避された
ことをほかの人に知らせ、さらにあなたがそのバグの所有者となるために、
バグを「O」から「ITA」に改称します。
実際にパッケージを養子にするには、Maintainer: フィールドにあなたの
名前を入れてアップロードします。このとき changelog に
* New maintainer (Closes: #bugnumber)
と書いておくと、そのパッケージがインストールされたときに
自動的にバグが閉じられます (bugnumber
は対応するバグ報告の番号で置き換えてください)。
さらに、実際に新しいメンテナとしてパッケージをアップロード
する前に、上流で新バージョンがリリースされていないかどうかチェックし、
未解決のバグの修正を試みるべきです。
|
|---|---|
| RFA | パッケージを養子にすることにしたら、 そのパッケージが養子になり、アーカイブからの自動削除は回避された ことをほかの人に知らせ、さらにあなたがそのバグの所有者となるために、 バグを「RFA」から「ITA」に改称します。 実際にパッケージを養子にするには、Maintainer: フィールドにあなたの 名前を入れてアップロードし、パッケージがインストールされたら このバグを閉じます。 パッケージメンテナだったあなたが、「RFA」したパッケージを みなしごにすると決めたのなら、バグレポートを「RFA」から「O」に 改称してください。もし要求を取り下げるならバグを閉じてください。 |
| RFH | 通常このバグは、 メンテナがこのバグが意味をなさなくなったと判断した場合にのみ、 報告者 (すなわちパッケージメンテナ) によってクローズされるべきです。 一人以上の人が支援を申し出た (り、実際に提供した) 場合、もしくは、 メンテナ自身がパッケージを処理できると考えるようになった場合などです。 もしパッケージメンテナとして支援をあきらめてパッケージを養子に出すと決めたり (RFH を RFA に変更)、パッケージをみなしご化 (O) したいなら、 バグをクローズせずに、タイトルを変更して新たなバグを報告してください。 |
| ITP | ソフトウェアをパッケージ化してアップロードし、 そのパッケージがインストールされたらこのバグを閉じます。 もしあなたの考えが変わって、パッケージ化する気がなくなったら、 バグを閉じるか、RFP として改称し分類し直すか、どちらかあなたが 適当と思う方にしてください。 プログラムのパッケージ化に際して問題 (例えば、 「パッケージ化しようとしているプログラムが、 まだパッケージ化されていない別のプログラムに依存しており、 それをパッケージ化する時間がない、など) と遭遇した場合は、 その問題を追加情報として ITP に記録するとよいでしょう。そうすれば、 あなたが取り組み中のパッケージ化がどうなっているのかが明らかになります。 |
| RFP | これをパッケージ化することにしたら、このプログラムが パッケージ化の作業中ことをほかの人に知らせ、さらにあなたがそのバグの 所有者となるために、 バグレポートを「RFP」から「ITP」に改称します。それから ソフトウェアをパッケージ化し、アップロードして、そのパッケージが インストールされたらこのバグを閉じます。 |
今回の ITP や RFA などを開発者のメーリングリストにも知らせたい場合は、
X-Debbugs-CC: debian-devel@lists.debian.org
のようなヘッダをメッセージに追加してください (これは実際のヘッダであり、擬似ヘッダではありません)。
もちろん、これらのバグを閉じる最も簡単な方法は、パッケージの changelog の何をやったのかという記載に (closes: bug#nnnnn) と 付け加えることです。この方法をとれば、新しいパッケージがアーカイブに インストールされたあとに、バグが自動的に閉じられます。
注意: レポート番号 @bugs.debian.org にメールを送って バグレポートの再割り付けや改称や所有者変更をすることは できません。 新しいレポートを追加送付することもできません。 正しいメッセージを BTS コントロールロボットに送る必要があります。 説明書を読みましょう!
注意: あるパッケージが非常に長期間みなしごになっていたら、 我々はパッケージが本当に必要とされているのかを調査します。 もし必要とされていなければ、FTP 管理者はそのパッケージを 不安定版 (unstable) から削除するように頼まれることになるでしょう。
もし何らかの理由で WNPP メンテナに連絡をとる必要があるなら、 wnpp@debian.org にお願いします。